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北朝鮮国営の朝鮮中央通信はこの日、朝鮮法律家委員会スポークスマン談話として、「2月13日、マレーシアで外交旅券所持者の北朝鮮公民が航空機搭乗を前に突然、ショック状態に陥り病院に搬送中に死亡したのは思いがけない不祥事に違いない」と伝えた。また、北朝鮮側は被害者が「金正男」とは言及せず、「公民」と示した。
北朝鮮は金正男氏殺害を心臓発作(ショック)による死亡と規定し、マレーシア政府の責任を追及した。通信は「我々の公民がマレーシアの地で死亡したのだから、それに対する最も大きな責任はマレーシア政府にある」とし、「まず、初期心臓発作による死亡だと結論付けたものを、何の端緒もなくむやみに“毒殺”と固執したのだ」と述べた。
続けて「さらにありえないことは殺人容疑者たちが陳述したという“手の平の液体を(金正男の)頭に塗った”ことで、毒殺されたことになっているが、手に塗った奴(女の容疑者)は生きていて、それを塗られた人間が死ぬ…そんな毒薬はどこにもない」と毒殺説を否認した。特に「最も厳重なのはマレーシア警察が今回の事件を“共和国公民の背後操作”説に誤った誘導をしている」と問題を提起した。
通信は「17日、マレーシア警察は現地の北朝鮮大使館に知らせることもせず、マレーシアで働く北朝鮮公民の住居に不正に押しかけ、むやみに彼を逮捕し、彼の家族まで殴打する行為を犯した」と批判した。これは、リ・ジョンチョル容疑者の逮捕と逮捕過程に対して言及しているものとみられる。
北朝鮮の合同捜査要請を拒否したことについても不憫な感情をあらわにした。通信は「さらに厳重視すべきなのは、マレーシア側の不当行為が南朝鮮(韓国)当局の反共和国謀略騒動と時を同じくして広がっている」とし、「既に米国は事件捜査結果が発表される前に我が国を“テロ支援国リスト”に再指定すべきとか何とか言いながら、南朝鮮当局と相槌を打っている」と述べた。
一方、北朝鮮がこれまでの沈黙を破り、マレーシア政府を非難したのは、前日にマレーシア警察が金正男氏殺害事件に関して、北朝鮮大使館職員と高麗空港職員を容疑者として発表したことへの“反撃”の性格を持つとみられる。
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