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朴大統領の罷免求める週末集会 ソウルで=反対派も気勢
【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領の弾劾(罷免)の是非を審理している憲法裁判所が来月上旬にも判断を下す可能性が取り沙汰される中、朴大統領の罷免を求める大規模集会が18日午後、ソウル中心部で行われた。崔順実(チェ・スンシル)被告による国政介入事件などをめぐりソウルで朴大統領の退陣を求める集会が週末に開かれるのは16回目。 約1500の団体でつくる「朴槿恵政権退陣非常国民行動(退陣行動)」は朴大統領と黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相の即時退陣、韓国政府から独立して朴大統領の疑惑などを調べる特別検察官の捜査期間延長などを訴える集会をソウル・光化門広場一帯で開催した。 この日は朴大統領側に巨額の賄賂を贈った疑いなどで逮捕されたサムスングループの事実上のトップ、李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が逮捕されてから初めての集会となるため、「共犯」とされた朴大統領に対する厳正な捜査と迅速な弾劾を求める内容が強調された。集会には主催者発表で延べ70万人が参加した。早ければ今春にも実施される大統領選の有力候補の支持率調査でトップを走る最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表と2位につける同党の安熙正(アン・ヒジョン)忠清南道知事もそろって参加した。 集会後の午後7時半ごろからは青瓦台(大統領府)と憲法裁判所、大企業の社屋が集まるソウル・鍾路などに向かって行進が行われた。 一方、朴大統領の弾劾に反対する団体もソウルの中心部で同日午後に集会を開き、気勢を上げた。弾劾棄却を求めるとともに、サムスン電子の李副会長の逮捕を批判した。セヌリ党から党名を「自由韓国党」に変えた保守系与党の国会議員らも集会に参加した。