野生のカモの生息地から8キロメートルほどの場所に位置するこの農場は、2004年2月にも鳥インフルエンザが発生している。このため道家畜衛生試験所は、これまでにも周期的視察と検査を行ってきた。今回も大量死の報告を受けた11日から既に生産物の移動制限や卵の廃棄などを行っている。農林部と道は、発生農場から半径3キロメートル以内の地域で家禽(かきん)類2万3000羽の殺処分など防疫措置を取るとともに、10キロメートル以内の家禽類と卵など生産物の移動を統制する方針だ。
一方、この農場から京畿道安城市の孵化(ふか)場に卵が供給されていたことが確認されており、京畿道と安城市は該当孵化場一帯で緊急防疫を開始した。現在までに孵化場に特別な兆候はないが、50万~60万個の卵が孵化中とみられるため、万一の事態に備え廃棄処分に向けた準備作業も行っている。半径500メートル以内に位置するカモ農場に対しても防疫と移動制限措置が取られた。京畿道は、ここで孵化したカモが4日前まで竜仁・安城をはじめ全羅北道、全羅南道、忠清北道など25か所の農場に供給されているものと把握し、該当農家に対する移動制限措置を各自治体に緊急要請した。
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