経済副首相を留任　政策の連続性重視＝韓国大統領権限代行

【ソウル聯合ニュース】韓国の黄教安（ファン・ギョアン）大統領権限代行首相は１２日、柳一鎬（ユ・イルホ）経済副首相兼企画財政部長官を留任させることを決めた。権限代行体制は最長で８カ月間のため、政策の連続性が重要と判断し、留任を決めたという。　朴槿恵（パク・クネ）大統領は先月２日、親友の崔順実（チェ・スンシル）被告の国政介入事件をめぐる混乱の収拾策の一環として、首相と経済副首相の交代を発表した。柳氏の後任に任鍾龍（イム・ジョンリョン）金融委員長を内定したが、朴大統領に対する弾劾の手続きが進み、任命には至らなかった。　今月９日に朴大統領の弾劾訴追案が可決されたことを受け、新しい政策を推進するよりは従来の政策の問題点を解消し、経済リスクを管理することが重要なため、海外の投資家などと良好な関係を持つ柳氏を留任させることにしたという。ただ、柳氏の政策が市場の信頼を失っているとの指摘が出ていることを踏まえ、信頼を回復させる作業を進める方針という。　一方、金融・為替政策を安定させるため、任氏も留任させることにした。