就職を準備している脱北者の間で、電算税務会計課程が人気を集めている。今年、6か月間にわたる電算税務会計課程を履修したある脱北者によると、女性の脱北者を中心に同課程の人気が高いという。製造業や飲食店での仕事ではなく、事務職に就く近道として認識されているためだ。
 今年脱北者専門の単独課程を新設したソウル市内の専門学校では、13日に11人の卒業生を送り出す。全員が女性でほぼ20~30代だ。現在も入学待機者数が多く、2つ以上の資格証を取得するケースも多いという。昨年は13人が入学し5人が卒業、3人が企業に採用された。

 同校関係者は、脱北者の熱意は大変なもので、一般の学生より熱心に授業に参加していると評価し「脱北者という先入観を乗り越え、企業で十分能力を発揮できるだろう」と期待を示した。資格試験合格率は一般の学生の場合10%前後なのに対し、脱北者出身の学生は50%以上に達するという。企業には脱北者を優先して推薦しており、企業側が採用後の実績に満足し、他学生の採用も望むケースもあった。同校は、脱北者出身の学生の長所として、実力はもちろん団体生活への適応力や団結力、几帳面(きちょうめん)な性格などを挙げている。


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