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北朝鮮 朴大統領親友の国政介入事件で「反政府扇動」=韓国
【ソウル聯合ニュース】韓国の統一部は22日、北朝鮮が朴槿恵(パク・クネ)大統領の親友、崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件への非難を強めていることについて、「最近の北の対南宣伝・扇動攻勢」との資料を出し、北朝鮮が韓国政府の北朝鮮政策の信頼性を傷つけようとしていると指摘した。 また、「韓国内部の情勢が自分たちに有利に展開していると判断し、今後の大統領選まで意識して韓国内部に反政府世論を拡散させている」と批判した。 統一部が今月1~16日、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞と朝鮮中央放送、平壌放送を分析した結果、この3メディアが朴大統領を名指しで非難した回数は一日平均16.4回だった。9月は10.2回、10月は12.1回だったという。 統一部は「韓国社会内部の懸案に絡んだ『反政府闘争』扇動を強化している」との認識を示した。 一方、統一部は北朝鮮が韓国などに潜伏する工作員に暗号で指令を出す「乱数放送」を今年6月24日に約16年ぶりに再開し、11月20日までに計14回実施したと指摘。「対南工作の意図を明らかにし、韓国内部に混乱、心理的動揺を与えようとしている」とした上で、「過去に派遣した工作員に活動再開を指示する内容である可能性もあり、関連動向を注視している」と説明した。