韓国の携帯電話産業の国際競争力が低下したり、パンテック系列の経営難に乗じた外国企業の攻勢を懸念しているためだ。
サムスン電子関係者は「世界の舞台で同じ韓国企業として競争、協力してきたパンテック系列の危機は残念」と述べ、携帯電話産業は国を代表する産業のため、パンテック系列の再生を国レベルで慎重に進めるべきとの見解を示した。
パンテック系列の世界シェアは6~7位で、昨年は世界30カ国余りに約1600万台の端末機を供給し、17億ドルの輸出実績を上げた。韓国の端末機輸出では全体の8%を占めた。また国内シェアは20~25%で、1400件以上の先端技術特許を持ち、韓国経済にも少なからず貢献してきたと評価されている。
移動通信業界もパンテック系列の再生を肯定的に見ている。多くの端末機メーカーが価格帯や需要層に合わせた競争力ある端末機を供給することが、端末機の需給交渉戦略の面でも有利との考えだ。SKテレコム関係者は、パンテック系列の状況が悪化すれば、外国製の低価格端末機が国内市場に食い込む可能性が高いとみている。パンテック系列が危機を克服すれば、これまで通り正常に取り引きを続ける方針だという。
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