潘次期総長に贈られる職印と朱肉入れ=12日、ソウル(聯合)
潘次期総長に贈られる職印と朱肉入れ=12日、ソウル(聯合)
来年1月に就任する潘基文(パン・ギムン)次期国連事務総長に、伝説の鳥で3本の足を持つ「三足烏」の紋様が刻まれた職印が贈られる。篆刻(てんこく)の名匠、チョン・ビョンレさんが韓国イメージコミュニケーション研究院の依頼を受け制作していたもので、11日に完成した。
 印面は縦と横がそれぞれ7センチメートルで、羽ばたく「三足烏」と太陽の図案とともに、英文で「国連事務総長潘基文」と刻まれた。「三足烏」は伝説の鳥で、太陽に住み、空と地をつなぐ神の使者とされる。職印の側面にはこうした内容の説明が掘り込まれている。朱肉入れは忠清北道丹陽で取れた石を使っており、ふたにはブタの絵が刻まれている。

 制作したチョンさんは「三足烏は民族の象徴であるだけでなく、ハトに代わる平和のシンボルになりえる」とし、潘次期事務総長には、石で作った職印のように、揺れることなく世界平和を先導してほしいとエールを送った。


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