韓国とチェコの共同研究チームが、キセノンとクリプトンを利用したガス媒質から互いに異なる波長を持つエックス線レーザー発振に成功した。
 光州科学技術院が11日に明らかにしたところによると、院内の高等光技術研究所が先ごろ、チェコの物理研究院傘下のプラハアステリックスレーザーシステムズと共同実験を行い、キセノンとクリプトンのガス媒質からそれぞれ32.8ナノメートルと41.8ナノメートル波長のエックス線レーザーを発振した。産業資源部が支援している極超短光量子ビームの研究施設で100テラワット級の超高出力レーザービームを発生させ、これを両ガス媒質に接続した。これにより国内唯一の光関連研究所である高等光技術研究所は、7月に国内で初めて純銀の媒介体から13.9ナノメートル波長のエックス線レーザーを発振させたのに続き、さらに多様な波長を持つエックス線レーザーの発振技術を確保したことになる。

 この技術は、次世代半導体の開発に向けた技術分野はもちろん、高解像度が必要な表面分析や3次元エックス線映像技術などに応用が可能で、最近活発な研究が進められているナノ構造観察分野でも非常に役立つと期待されている。


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