開城工業団地を訪問した李長官(右から2人目)が案内を聞いている=8日、開城(聯合)
開城工業団地を訪問した李長官(右から2人目)が案内を聞いている=8日、開城(聯合)
統一部の李鍾ソク(イ・ジョンソク)長官は8日、開城工業団地事業が安定的に発展することを確信するとの見方を明らかにした。開城工業団地進出企業の代表らと懇談するため開城工業団地を訪れた李長官は、朝鮮半島をめぐる緊迫した状況を進出企業と工業団地関係者らの努力でうまく乗り越えたと激励するとともに、開城工業団地の発展に向け最善を尽くす意向を表明した。
 懇談会に出席した企業代表らは、▼複雑な通関手続きの改善▼出入時間制限の解除など手続きの簡素化▼労務管理の自律性保障――などを要求し、李長官は支援対策をまとめ北朝鮮や開城工業団地管理委員会と協議し解決する考えを明らかにした。

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 懇談会に同席した北朝鮮の朱東賛(チュ・ドンチャン)中央特区開発指導総局長は、開城工業団地事業を進める姿勢に変わりがないことを強調した上で、「企業から寄せられた苦情は管理委員会と討論し改善措置を取る」と明言した。

 6カ国協議の南北首席代表間の会合を除くと、核実験以来初めて南北の高官が顔を合わせことになるが、同行した統一部関係者によると、進出企業との懇談会が目的の訪朝だったことから、開城工業団地事業以外の南北の懸案については双方とも言及しなかったという。

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