1997年の通貨危機以来、技術革新による技術発展はかえって後退したとの主張が出た。韓国銀行金融経済研究院のチェ・ヨンジュン課長が8日、「マルムキスト指数を利用した総要素生産性分析」と題した報告書を通じ主張した。

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マルムキスト分析は、総要素生産性を分析する方法の一種で、総要素生産性を技術革新による「技術進歩」と先進国を模倣することによる「純粋技術効率性の変化」などに分解し測定する。

報告書によると、通貨危機以降韓国のマルムキスト総要素生産性変化指数は1.003で、経済開発協力機構(OECD)加盟国平均の1.010を下回った。先進国技術を模倣する純粋技術効率性は1.011と上昇したが、技術革新による技術進歩は0.991で比較的低下した。韓国の生産性上昇が、技術革新より先進技術の模倣によるものであることを意味する。

従来の生産性測定方法を活用した研究も、通貨危機以来の総要素生産性増加は構造調整による投入の減少や景気拡大局面での算出増加が原因だと指摘している。こうしたことから、産学官の協力を通じた基礎研究部門に対する投資の活性化が必要だ報告書は主張した。


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