Copyright 2016(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
娘は拘置所・息子は裁判 ロッテ創業者「寂しい」誕生日
【ソウル聯合ニュース】ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)総括会長が3日、94歳の誕生日を迎えた。だが、一家の多くが横領や背任などで逮捕されたり、裁判を控えたりしており、いつになく寂しい誕生日となっている。 辛格浩氏は現在、長男の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)前ロッテホールディングス(HD、本社・東京)副会長の手助けを受けながらソウルのロッテホテル34階にある執務室兼住居で暮らしている。この日、誕生日を祝う席に出席する一家親戚は、東主氏と弟の辛ソンホ(日本名:重光宣浩)サンサス商事社長くらいだという。 長女の辛英子(シン・ヨンジャ)ロッテ奨学財団理事長はロッテ免税店への出店をめぐり便宜を図る見返りに企業から裏金を受け取り、会社の資金を横領したなどとして7月に逮捕された。 背任や横領の罪で在宅起訴された次男の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長は、先月25日にソウルで会見し、グループの経営不正疑惑をめぐる検察の捜査について国民に謝罪した後、日本へ出国し、まだ韓国に戻っていない。日本に住む妻の重光初子氏が来韓するかどうかは分かっていない。 また、内縁の妻である徐美敬(ソ・ミギョン)氏と娘の辛ユミ氏については、巨額の脱税をめぐる裁判のため検察が韓国入国を求めているが、2人の日本国内での行方はつかめていない。 一方、格浩氏本人も背任などの罪に問われ、先月19日に東主氏、東彬氏とともに在宅起訴されており、誕生日を楽しめる状況にない。