南北交流協力の関門となる京義線の出入国事務所(CIQ)に設置された電子タグ(RFID)通行・通関システムが、来年4月から本格稼働する。統一部当局者が8日に明らかにした。現在RFIDシステムの事前テストを進めており、来年1~3月にはテスト運用を行う。

 同システムは、無線方式でデータを自動認識する技術を出入審査や物流管理に活用するもので、国内の出入審査に用いられるのはこれが初めてとなる。RFIDを利用した電子訪問証には出入者の個人情報が入力されており、通行拠点に設置されたリーダー機に当てるだけで出入手続きを行うことができる。旅券形態の訪朝証明書のように個人情報と照らし合わせ印鑑を押す作業が省略されるため、通行や通関にかかる時間が大幅に短縮される見込みだ。

 また、関税庁と電子ネットワークで結ばれ物流基盤システムとしても機能するため、開城工業団地に対する戦略物資の搬出問題を解決し、体系的で効率的な物資管理が可能になると期待されている。


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