現代自動車の社屋=26日、ソウル(聯合ニュース)
現代自動車の社屋=26日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車が26日に発表した7~9月期連結決算によると、本業のもうけを示す営業利益は1兆681億ウォン(約982億円)で、前年同期比29.0%減少した。 売上高は同5.7%減の22兆837億ウォン、営業利益率は同2.4ポイント下落し4.8%だった。 7~9月期の営業利益は国際会計基準(IFRS)の適用が義務化された2010年以降、四半期ベースで最も低い水準になった。 現代の四半期別営業利益は12年4~6月期に2兆5372億ウォンを記録して以降、減少傾向にある。 営業利益率は11年の10.3%から12年は10.0%、13年は9.5%、14年は8.5%、15年は6.9%、今年上半期は6.6%と5年連続で下落している。 1~9月期の売上高は69兆1110億ウォン、営業利益は4兆1723億ウォン、当期純利益は4兆6508億ウォンとなった。前年同期に比べ、売上高は2.9%増加したが、営業利益は13.8%、当期純利益は6.6%、それぞれ減少した。 現代の崔秉チョル(チェ・ビョンチョル)財経本部長(副社長)は「新興市場の通貨安と需要の伸び悩みに加え、国内工場の度重なるストライキの影響で生産が減少し、固定費の割合が拡大した。高級車やスポーツタイプ多目的車(SUV)の割合を拡大したことで改善は見られたものの、生産の遅れに伴う業績不振をカバーするまでには及ばなかった」と説明した。 また、今後は主要市場での新車販売強化などで収益改善に努め、業績の回復を図ると強調した。 一方、現代自動車グループの系列企業51社の全役員は今月から給与を自発的に10%削減し、経営危機の打開を図る。
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