サムスン電子が低迷するシェアの盛り返しを目指し、来年から低価格帯の携帯電話端末機の出荷を増やす計画だ。米ウォールストリート・ジャーナルが6日に報じた。

 香港で開催されている最先端通信技術の国際展示会「ITUテレコムワールド2006」に参加しているサムスン電子の李基泰(イ・ギテ)情報通信総括社長は、1台当たり60ドル未満の低価格モデルの出荷台数を、来年は全体の10%から15%程度に増やす計画だと明らかにした。中国やインドなどの市場で低価格モデルの割合を上げれば、シェアを持ち直すことができるとの考えだ。ただ、同社の目標は依然として競合メーカーよりも高価なプレミアムモデル戦略を維持することだとした。

 李社長は、平均販売価格を急激に引き下げれば20%のシェア獲得は可能だが、それが正しい方向なのか確信を持てないと述べた。来年のシェア低迷はないと強く述べ、「戦いは終わっていない。時間がすべてを語ってくれるだろう」と意欲を見せた。


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