ソウル大病院で開かれた記者会見で遺族の立場を説明するペク氏の娘=3日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル大病院で開かれた記者会見で遺族の立場を説明するペク氏の娘=3日、ソウル(聯合ニュース)
 ソウル都心で昨年11月に開かれた政府の労働政策などに抗議する大規模なデモで、警察が使った放水銃に当たって重体となっていた農業家のペク・ナムギ氏(69)が先月25日に死亡したことを受け、死因をめぐる論争が激化している。ソウル大病院の主治医は死亡診断書に死因を「心肺停止」、死亡の種類を「病死」と記載。一般的に心肺停止などの症状は記載しない死亡診断書の作成指針とは異なり、当局の責任にならないよう「外因死」と記載するよう圧力が働いたとの声が高まっている。警察側は死因の究明のための解剖を求めているが、遺族側はペク氏が警察の放水銃の直撃を受けたことが原因で死亡したため、解剖する必要はないとしている。
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