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最近のドラマの主人公には“家族”がいない。
KBS 2『雪の女王』(月・火夜9時55分)の主人公ハン・テウン(ヒョンビン)は、母親に育てられたひとりっ子だ。ヒロイン役のキム・ボラ(ソン・ユリ)とイ・スンリ(ユ・イニョン)は、父親と2人きりで暮らしている。MBC『90日、愛する時間』(水・木夜9時55分)の主人公ヒョン・ジソク(カン・ジファン)は、ドラマ序盤に父親を失くし、ヒロインのコ・ミヨン(キム・ハヌル)はひとりっ子、ミヨンの夫にも両親がいない。『ファンタスティック・カップル』(土・日夜9時40分)の主人公男女の場合は、幼くして両親が亡くなった。SBS『恋人』(水・木夜9時55分)のハ・ガンジェ(イ・ソジン)は孤児のヤクザで、ユン・ミジュ(キム・ジョンウン)には母親がいない。『ゲームの女王』(土・日夜9時55分)の主人公イ・シンジョン(チュ・ジンモ)とカン・ウンソル(イ・ボヨン)は、それぞれ父親と母親を早くに亡くした。なぜ、こんなにまで家庭に恵まれない主人公が多いのだろうか。
<b>最近のドラマ主人公に、家族がいない理由とは?</b>
現実に符合する理由を選びなさい。
(1)離婚率が高い現実を反映させるため。
(2)悲劇的な家族史通じて、ドラマの緊張感を高めるため。
(3)関係を単純化させ、視聴者の理解度を高めるため。
(4)助演俳優たちを減らして制作費を節減するため。
正解:(4)番
[解説]
▽劇的効果を上げるために“欠乏”を強調=『雪の女王』の助監督イ・ジョンジェPDは、「主人公に頼れる家族がおらず、苦難を経験して葛藤が高まれば、これを解消する過程でカタルシスも大きくなる」と説明する。家族の不在が、主人公の性格形成やドラマの劇的設定というもの。
『雪の女王』のヒロインであるボラは、母親がいないまま育った上、高校に通っていた兄も自殺してしまう。このため、心の傷を負ったボラは、主人公テウンの保護本能を刺激する。しかし、兄の自殺にテウンが関わっているという事実が明かされ、2人の愛は峠を迎える。
『ゲームの女王』のシンジョンは、父親を自殺に追い込んだカン・ジェホ(ハン・ジニ)に復讐するために、ジェホが妻を亡くし1人で育てた娘ウンソルに接近する。ウンソルとジェホを父と娘に設定したのは、復讐の劇的效果を極大化するためだ。
『90日、愛する時間』では、ジソクの父親が自殺し、これはジソクとミヨンが別れる決定的な理由になる。ジソクの父親が彼らの恋を裂くために、車に飛び込んだからだ。
<b>[公式]主演俳優の出演料暴騰→俳優の数削減→劇中家族の不在→類似ドラマの続出</b>
▽出演料削減法案=制作陣はドラマで“家族”が消える脚本的な理由として、出演料問題を挙げる。『恋人』の作家キム・ウンスクは、「主演俳優の出演料が非常に上がったので、助演の数を減らすために“不必要な”家族は登場させない」という。
放送文化振興会が最近発表した報告書<外注制作の増加による放送局のドラマ制作実態変化研究>によれば、A放送局の平日ドラマの1話当たり制作費は、2000年の5300万ウォンから2005年9501万ウォンに79%増加。同期間の主演俳優2人の出演料は、400万ウォンから1400万ウォンに251%上昇し、下位10人の総出演料は221万ウォンから184万ウォンにダウンしている。
先月26日、MBCに対する国政監査でもドラマ『キツネちゃん、何しているの?』の1話当たりの最高出演料が2500万ウォンということが明らかとなり、出演料の両極化にスポットが当てられた。
チョン・ウンヒョンMBCドラマ局長は、「ドラマが主人公を軸として流れることから、構成が単調となり、助演を通じてのキャラクター実験が難しくなっている」と指摘。イ・ジョンジェPDも「家族のいない主人公が多くなり、似たような素材のドラマがほとんど同時に放映される問題がある」と語った。
Copyrights(C)donga.com & etimes Syndicate & wowkorea.jp
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