韓国生命工学研究院バイオナノ研究団の鄭鳳鉉(チョン・ボンヒョン)博士チームが、次世代非表示たんぱく質チップを利用し、数百万の天然物・化合物ライブラリを超高速で検索する、効率的な新薬候補物質検索技術を開発した。同研究院が22日に明らかにした。

 研究チームは昨年7月、たんぱく質に蛍光物質などを付着せず、チップの上に直接光を当ることで表面のプラズモン共鳴が変わる原理を利用し、次世代非表示たんぱく質チップを開発している。今回はそのチップを新薬候補物質スクリーニングに適用させることに成功した。たんぱく質チップ技術は、小さな固体の表面上で数千種類のたんぱく質結合を同時に分析するもので、新薬開発のための超高速スクリーニング、疾病診断に欠かせない次世代技術として注目されている。2004年には世界市場規模が34億ドルに達しており、毎年40%以上の成長が見込まれている。

 研究チームは、今回開発した新技術に対し、国内外で特許を出願しており、既に製品化に向け企業と技術移転実施契約を結んでいる。鄭博士は、「先端バイオナノ融合技術のたんぱく質チップ技術を新薬開発初期段階に当たる新薬スクリーニングに適用することで、開発コストの大幅削減と新薬開発分野の競争力確保が期待できる」と話している。


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0