東京証券取引所での上場を記念するセレモニーに出席したLINEの出澤剛CEO(最高経営責任者)=(聯合ニュース)
東京証券取引所での上場を記念するセレモニーに出席したLINEの出澤剛CEO(最高経営責任者)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の検索サイト最大手NAVER(ネイバー)の100%子会社で無料対話アプリを手掛けるLINE(東京都渋谷区)が、米ニューヨークと東京で同時に上場し順調な滑り出しを見せた。 LINEは本社のある東京で株式公開(IPO)した15日、公開価格(3300円)を32%上回る4345円で取引を終えた。これでLINEの時価総額は9214億円と1兆円に迫った。 LINEは14日(米東部時間)にニューヨーク証券取引所に株式を上場。初日の終値は41.58ドル(約4377円)で、公開価格(32.84ドル)を26.6%上回った。 LINEは今回の上場で約1兆5000億ウォン(約1400億円)を調達することになる。これは今年、全世界のIT企業の銘柄で最大規模となる。 LINEは今回確保した資金でアジアを中心として米国などで市場開拓に乗り出す。 だが、交流サイト「フェイスブック」の「WhatsApp(ワッツアップ)」や「メッセンジャー」、中国・騰訊(テンセント)の「Wechat(ウィーチャット)」などライバル社との厳しい競争が予想され、新たな収入源を生み出せるかが鍵となる。 現在のLINEの月間アクティブユーザー数は2億1800万人で伸び悩んでいる。日本と台湾、タイ、インドネシアの4カ国・地域でのユーザーが全体の3分の2を占める。 昨年の売上高は1207億円で前年比40%増加したが、76億円の損失を出した。売上高の内訳は日本で848億円、台湾が171億円、ほか188億円だ。
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