警察に出頭した際、報道陣の質問に答えるユチョンさん=(聯合ニュース)
警察に出頭した際、報道陣の質問に答えるユチョンさん=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループJYJのユチョンさん(30)が性的暴行容疑で女性4人から告訴されたことについて、韓国の警察は全て嫌疑なしと判断した。警察はユチョンさんを告訴した1人目の女性について恐喝の疑いがあることを認めたほか、この女性を含む4人に虚偽告訴容疑を適用するかどうか検討中だ。 ソウル江南警察署は11日、ユチョンさんに対する4件の告訴について、「現段階の捜査状況では強制性は認められず嫌疑なしと判断した」と発表した。 警察はユチョンさんに虚偽告訴と恐喝の容疑で告訴された1人目の女性と交際相手、いとこの男性の3人について恐喝容疑が認められると判断した。 虚偽告訴についてはほかの3人の女性と合わせて容疑が認められるかどうか捜査を続けている。 警察はユチョンさんと1人目の女性側の間で1億ウォン(878万円)がやり取りされた証拠を確保し、このうち一部がユチョンさんの所属事務所関係者から女性側に渡ったことを確認した。 警察は金銭取引の実態や目的、脅迫や恐喝によるものなのかについて捜査を進めている。 また、ユチョンさんと女性たちに売買春の容疑を適用するかどうかについても法的に検討している。 警察は近く一連の捜査を終了し、早ければ14日、遅くとも来週初めには検察に送検する方針だ。 これに先立ち、警察は8日にユチョンさんを呼んで6回目の取り調べを行った。 警察は今のところ、これ以上ユチョンさんに対する取り調べは行わない計画だ。 ユチョンさんは遊興酒店(キャバクラのような店)やカラオケ店、自宅のトイレで性的暴行を加えたとして、6月に4人の女性から相次いで告訴された。 ユチョンさん側はすぐに告訴を取り下げた1人目と、2人目の女性について虚偽告訴と恐喝の容疑で告訴している。
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