釜山慶南本部税関は20日、釜山新港の北コンテナ埠頭(ふとう)に、テロ対策のため爆発物などの搬入を防ぐ最先端コンテナ検査機を設置し運用していると明らかにした。

 このコンテナ検査機は、X線を使用しコンテナの内容物を検査する最先端システムで、コンテナ1台の所要検査時間は3分以内となっている。米国や日本など世界各国でテロ関連物や密輸品などの摘発に使用されており、韓国では2002年から釜山に3台、仁川に2台、平沢・光陽・蔚山に1台ずつの8台を導入している。2002年10月以降にコンテナ検査機で摘発された密輸品は、偽ブランド時計や性機能改善薬、金塊など90件、金額にして1379億ウォンに上るという。

 釜山税関関係者は、最先端検査機の導入で、コンテナによる密輸を防ぐだけでなく、検査時間の大幅短縮で迅速な通関手続きを実現できると話している。


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