ソウル中央地検特捜4部(部長検事チョ・ジェビン)と先端犯罪捜査1部(部長検事ソン・ヨンベ)は13日、ソウル・中区(チュング)・小公洞(ソゴンドン)・ロッテホテル33階に位置する秘書室から金銭出納資料を発見し、確保したと明らかにした。この金銭出納資料は秘書室内の“秘密の空間”から発見された。検察はロッテホテル内の客室1間を“秘密の空間”として利用していたと説明した。
また、これを前に検察は去る1日にロッテグループ本社などを家宅捜索していたが、その際は問題の空間は発見されなかったという。その後、ロッテグループイ某専務など主要関係者の陳述をもとに、空間の存在を発見したと説明した。
イ専務は2008年、ロッテグループ政策本部所属の秘書室で勤務してきた武雄氏の側近だ。イ氏は武雄氏の秘書室長を務めていたが、昨年のロッテお家騒動の渦中に解任された。
検察はイ氏らから武雄氏と昭夫会長が毎年300億ウォン(約30億円)相当の資金を、系列会社から受け取っていたとする陳述も確保し、その資金の性格を確認している。検察によると、武雄氏の場合、毎年100億ウォン台の資金を、昭夫会長の場合、200億ウォン台の資金を受け取っていた。しかし、ロッテグループの関係者はその資金の存在は認めながらも、「配当金や給与名目だ」と主張している状況だ。
検察は12日に続き13日もロッテグループ政策本部所属の職員4人を召喚し、調査している。彼ら4人もやはり、武雄氏と昭夫会長の財産を管理する人物たちだ。検察は彼らを相手にロッテグループの系列会社で造成された部外資金が、政策本部を通じて武雄氏や昭夫会長に流れたかを確認している。
検察はロッテグループとロッテグループ一家の不動産取り引きの過程で、グループや系列会社に損失を及ぼした部分があるのか、第2ロッテワールド関連疑惑などロッテグループに対する疑惑全般をのぞく計画だ。
検察は今回の捜査のために、ロッテグループ系列会社3社に対して、2008年からの税務調査資料を提出させた。検察は必要な場合、税務当局に追加資料を要請する方針だ。
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