【ソウル聯合ニュース】無料対話アプリを手掛けるLINE(東京都渋谷区)が近日中に取締役会を開き、海外の証券市場上場について話し合うもようだ。 LINEの内部事情に詳しい関係者は10日、聯合ニュースの取材に対し、「上場が最終的に確定したと言いきるのは難しいが、上場に関する取締役会が近く開かれる」と話した。 同関係者はLINEの親会社、韓国の検索サイト最大手NAVER(ネイバー)の経営陣がLINEを上場させる意志を持っており、「取締役会で否決される可能性は極めて低い」と説明した。 LINEはNAVERの100%子会社だ。NAVERの李海珍(イ・ヘジン)取締役会議長はLINEの会長を兼任しており、LINEの取締役会に直接参加し、上場の意向と今後の計画を明らかにした上で他の取締役の同意を求めるものとみられる。  LINEが7月にも日本と米国で上場すると日本などのメディアが報じたが、親会社のNAVERは「確定していない」とだけ繰り返している。 NAVER関係者は9日、聯合ニュースの取材に対し、「最終的に確定していないという従来の立場には変わりがない」と答え、上場に向けた説明会を10日に海外で開くという情報も事実ではないとした。 しかし金融や投資業界ではLINEの上場を既定事実と考えており、業界関係者は「LINEは遠からずNAVERを通じて韓国内投資家にも取締役会の日程を公開して、上場未確定から上場推進に公式立場を変更するものとみられる」と予想した。
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