韓国の映画監督キムジョ・グァンス(51)が裁判所の婚姻届却下決定に対する心境を伝えた。
韓国の映画監督キムジョ・グァンス(51)が裁判所の婚姻届却下決定に対する心境を伝えた。
韓国の映画監督キムジョ・グァンス(51)が裁判所の婚姻届却下決定に対する心境を伝えた。

 キムジョ・グァンス監督は26日午前、ソウル市内で同性夫婦・同性結婚の却下決定に関する記者会見を開いた。

 キムジョ・グァンス監督は「わずか50年前、アメリカでは人種が違うという理由で結婚できなかった。20年前には、同姓という理由で結婚できなかった時期があった。時間が流れ、大韓民国に誰も同性結婚できないと言う者はいない」とし、「人種が違うから結婚できないという時期は過ぎ去った。しかし、2016年、大韓民国の裁判所は性別が同じなら結婚できないとしている」と口を開いた。

 続けて「いったいどのくらいの時間が経てば、性別が同じでも結婚できると認めてくれるのだろうか。私たちは大韓民国の国民だ。国民の義務をまっとうし、3年前に多くの人の前で婚姻意思を明かし、結婚式を挙げた。ただ性別が同じだという理由だけで、こうして制度の外に投げ出されてしまうのか、その理由が分からない」と涙を流した。

 また「司法部が勇気を出してくれればいい。司法部はもう少し積極的に解釈すべきだと考える。そうした点で、今回の決定は不十分だということを超えて、惨めだ。控訴審では一審とは違う判決を下すよう祈っている」と立場を示した。

 これに先立ち2013年、キムジョ・グァンス監督とレインボーファクトリー代表で演劇映画従事者キム・スンファン(31)はソウル・西大門(ソデムン)区庁に婚姻届を提出したが、受理されず、その後、訴訟を進行している。

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