日帝強占下強制動員被害真相究明委員会は12日、太平洋戦争の際に旧日本軍の捕虜監視員だったなどの理由でB・C級戦犯となり死刑や懲役刑となった朝鮮人148人のうち、被害申告があった86人に対する真相調査を行った結果、83人を被害者と認めることを決めた。残りの3人に対しても、自治体による調査で問題が確認されなければ被害者と認める方針だという。

 B・C級戦犯とは、太平洋戦争後、連合国が主導した戦犯裁判で「平和に対する罪」として処罰されたA級戦犯を除く将校や下士官、兵士らを指す。

 朝鮮人B・C級戦犯を被害者に認めたことと関連し委員会は、「捕虜監視員になったのは、強制徴用の対象にならないためやむを得ない選択だった。しかし、日本の戦争捕虜に対する虐待責任まで負うことになり、二重の苦痛を受けた」と説明した。

 朝鮮人B・C級戦犯148人のうち、23人は死刑を言い渡された。このうち、被害者12人の家族から被害申告があったという。残りは1年6月から無期懲役までの判決を受け、大多数が5年以上収監されたという。しかし委員会は、日本軍将校や憲兵として活躍し自主的に協力したとみられるケースは被害者として認めないとの見解を示した。


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