フォーラムに参加した各国首脳たち=8日、ソウル(聯合)
フォーラムに参加した各国首脳たち=8日、ソウル(聯合)
第1回韓国アフリカフォーラムが8日、ソウル市内のホテルで始まった。外交通商部と対外経済政策研究院(KIEP)が共同で主催するもので、コンゴ、タンザニアなど5カ国の首脳をはじめ、27カ国から閣僚級の高官が出席する。韓国で開催されるアフリカ関連の単一行事としては過去最大規模となる。

 外交通商部の潘基文(パン・ギムン)長官は開会のあいさつを通じ、「韓国とアフリカの協力は無限の潜在力を持っている」と評価し、フォーラムの開催は歴史的な意味を持つものとの考えを示した。またフォーラムを通じて双方に利益となる枠組みが構成されることになるとし、これが韓国とアフリカの協力に対する関心が高まっていることの証明だと述べた。

 ベナンから出席したヤイ大統領は「1950年代の韓国は戦後の再開発が進む国だったが、いまでは世界11番目の大国と成長した。韓国はアフリカのモデルになっている」と強調した。また、潘長官の国連事務総長選出は、韓国の潜在力の結果だとの認識を示した。

 タンザニアのキクウェテ大統領は「韓国の対アフリカ投資と政府開発援助(ODA)が増えれば疾病根絶と開発につながる」として、韓国の支援に期待を示した。

 「21世紀のアジア・アフリカ共同繁栄に向けて」をテーマにしたフォーラムでは、参加者が相互理解の増進や経済協力、韓国の経済発展経験などについて発表と討論を行う。フォーラムは午後5時に閉会し、結果を盛り込んだ「ソウル宣言」が採択される予定だ。


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