“MERS余波”昨年の消費増加率、歴代最低＝韓国

韓国の昨年1世帯あたりの消費支出の増加率が歴代最低値を記録したことがわかった。MERS（中東呼吸器症候群）の余波で外出を自制して、家計が財布の紐を緩めなかったものと解釈される。原油価格の下落による燃料費減少分も支出減少に影響を及ぼした。

キム・ボギョン の最新ニュースまとめ

　26日、統計庁が発表した「2015年年間家計動向」によると昨年1世帯あたりの月平均消費支出は256万3000ウォン（約23万4000円）で昨年比0.5%増加した。

　これは2005年統計集計以来、歴代最低値で、昨年発生したMERS余波と国際原油価格の下落による燃料費減少などが影響を及ぼしたと分析された。

　統計庁のキム・ボギョン福祉統計課長は「昨年MERS余波で消費が減り、国際原油価格の下落で住宅用の燃料費が5.7%減少し、通信費も減少した」と述べた。