仁川空港の防犯カメラにとらえられた男(仁川地方警察庁提供)=4日、仁川(聯合ニュース)
仁川空港の防犯カメラにとらえられた男(仁川地方警察庁提供)=4日、仁川(聯合ニュース)
【仁川聯合ニュース】韓国の仁川国際空港の男子トイレで小型ガスボンベなどの不審物とアラビア語のメモが見つかった事件で、爆発性物品破裂予備陰謀と特殊脅迫の疑いで3日に緊急逮捕された韓国人の無職の男(36)が警察の調べに対し「就職がうまくいかず、普段から社会に不満があった」などと犯行動機について供述していることが分かった。 仁川国際空港警察隊は3日午後11時半ごろ、ソウル市南西部の九老区で男を逮捕。警察によると、男は大学院で音楽を専攻し、現在定職がないことが確認された。また数年前に結婚し、子どもが生まれたばかりであることも分かった。 男は「経済的に困窮し、自宅でブタンガスなどを利用し爆発物に似た物体を作り仁川空港のトイレに置いた」と話しているという。 男は先月29日午後3時半ごろ、仁川空港1階の男子トイレに不審物とともにアラビア語で作成されたメモを残した疑いが持たれている。 不審物は紙製の箱にブタンガスのボンベ1本、ライター用のボンベ1本、500ミリのミネラルウォーター1本がテープで張り付けられていた。またA4用紙半分ほどの大きさのメモに、「おまえらに送る最後の警告だ。神が処罰する」という意味のアラビア語のメッセージがプリンターで印刷されていた。 男は調べに対し「映画を参考に爆発物のような物体を作った。爆発させる意図はなかった」と供述しているという。 sjp@yna.co.kr
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