北朝鮮、マイナス30～40度でも発電所建設を督励

朝鮮半島全域が最強寒波に見舞われている中、北朝鮮が電力不足を解決するために発電所の建設を絶えず督励しているという。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

　北朝鮮の労働新聞は25日、「白頭青春を愛せよ」という文章で「零下30～40度の北方の酷寒の中で、昼夜問わずに決死戦、白熱戦を繰り広げている」とし、「『白頭山英雄青年3号発電所』の建設を朝鮮労働党第7回大会前に必ず終わらせよう」と督励した。

　また「青春の度胸と勇敢さが限りなくあふれ、まぶしいほどの軌跡と遺訓で深く刻まれている『白頭山英雄青年3号発電所』の建設現場こそ、白頭の革命精神で党と革命を決死の覚悟の大激戦場だ」と報じた。

　北朝鮮は電力不足を解消するために、2002年から北東部の両江道（ヤンガンド）に水力発電所である「白頭山英雄青年発電所」1・2号の建設を始め、昨年完工させた。

　「白頭山英雄青年3号発電所」の完工時期は、当初ことし8月が目標だったが、朝鮮労働党第7回大会が開かれる5月前に前倒しした。

　これは4回目の核実験と共に、金正恩（キム・ジョンウン）第1書記の成果の一つとするための動きと見られている。

　労働新聞は「元帥様は『白頭山英雄青年発電所』の建設現場を何度も訪れ、白頭青年らの遺訓を高く労い、時代の英雄としてくださった」とし、「全党、全国、全民が振るい、白頭英雄青年3号発電所建設を力強く応援しよう」と呼びかけた。