サムスン電子のイ・ジェヨン副会長が18日、ソウル新羅ホテルで開かれたサムスン新任役員晩餐で“危機”を強調した。(提供:news1)
サムスン電子のイ・ジェヨン副会長が18日、ソウル新羅ホテルで開かれたサムスン新任役員晩餐で“危機”を強調した。(提供:news1)
サムスン電子のイ・ジェヨン副会長が18日、ソウル新羅ホテルで開かれたサムスン新任役員晩餐で“危機”を強調した。会社が困難な時に組織を率いる責任感あるリーダーになるほど、組織の未来のために挑戦精神を持って駆け抜けてほしいという意味である。

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 イ副会長は昨年から系列会社の売却または統廃合など“イ・ジェヨン式再編成”に力を注いでいる。ことし初めにも新年のあいさつ代わりに系列会社の現場を回りながら「変われば生きていける」というメッセージを伝えてきた。

 イ副会長は最後まで取材陣の前には姿を現さなかったが、晩餐を終えて出てくる役員の表情を見て、雰囲気を読み取ることができた。明るく笑いながら外に出てきたクォン・オヒョン副会長を始め、先輩経営陣も危機に対する訴えについて語った。

 この日主人公となったある新任役員は「イ・ジェヨン副会長が演説文を準備しておらず、自然に言葉を続けていった」とし、「とても柔らかく自然な雰囲気だった」と状況を語った。続けて「会社が困難であるため、今日の行事も略式でおこなったと聞いている」と述べた。この日の行事は予定時間より多少早く終わった。

 この日の晩餐にはイ副会長と、サムスン物産のイ・ソヒョン社長が出席し、ホテル新羅のイ・ブジン社長は個人的な理由で欠席した。

 新任役員晩餐は、イ・ジェヨン副会長の主宰でおこなわれた。イ副会長は病臥中のサムスン電子のイ・ゴンヒ会長の代わりに昨年初めて役員晩餐を主宰した。2014年まではイ・ゴンヒ会長が毎年自ら新任役員晩餐を主宰していた。

 イ副会長は新任役員を激励し、お祝いのあいさつをする予定。また家族に対する感謝の意を表したと伝えられている。特に海外奥地の勤務者や女性への激励を惜しまなかった。イ副会長は「常に健康に留意してほしい」と訴えた。

 またイ副会長は最近のサムスングループの危機意識と費用削減を強調している。この日の晩餐でも高級ワインの代わりに覆盆子酒(キイチゴ酒)を乾杯の酒に選んだ。晩餐に出席した役員の夫婦に渡されるプレゼントは、イ・ゴンヒ会長の名前が刻まれた高級ブランドLONGINESのカップル時計だった。昨年は新羅ホテルの宿泊券もあったが、ことしはなかった。

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