米国自由アジア放送(RFA)は14日、北朝鮮で栽培した松茸が中国を経て、韓国や日本などへ密かに輸出されているとみられると報じた。
中国・遼寧省の貿易業者はRFAを通じ「北朝鮮から乾燥松茸が入ってきている」と述べた。
北朝鮮当局は松茸が主な外貨稼ぎの源泉とみなされ、松茸が集中的に出ていく季節には、七宝山や妙香山など松茸の産地を封鎖して、住民の入山も禁止させると伝えられた。
1年前に脱北した50代の脱北者は「松茸の季節になれば軍隊が山を封鎖して、松茸取りをする人を入らせない」とし「松茸の輸出は忠誠資金部署である労働党39号室と軍部傘下の外貨稼ぎの会社が独占した」と説明した。
現在、中国・遼寧省の市場で北朝鮮産松茸は1キロ当たり約28万ウォン(約2万7000円)で売られている。この北朝鮮産松茸はほとんとが中国産として韓国と日本へ輸出されていることがわかった。
中国の貿易業者は「北朝鮮産松茸は香りと味が良く、韓国や日本で需要が多いが、北朝鮮制裁項目なので、中国産として輸出している」と述べた。
韓国は2010年の北朝鮮の天安沈没事件以後、5・24対北制裁措置を取っており、北朝鮮産の農水産物搬入を禁止した。
また日本も日本人拉致者問題をめぐって日朝交渉がこう着状態となり、北朝鮮との交易を中断させた。
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