【ソウル聯合ニュース】ソウル市立交響楽団の副指揮者、チェ・スヨル氏(36)が同楽団の今年2回目の定期公演で、世界的な指揮者、チョン・ミョンフン氏の代わりにタクトを執る。ソウル市響が11日発表した。 2回目の定期公演は今月16~17日にソウル市内の「芸術の殿堂」で開かれる。プログラムの変更はなく、マーラーの交響曲第6番などを予定通り演奏する。 チョン氏は10年間にわたり市響を率いてきたが、自身に対する高額年俸、待遇問題などに関する疑惑や前市響代表のセクハラ・暴言問題で職員が事情聴取を受けたことなどが不当だと訴え、昨年末に辞意を表明。今年予定されている9回の定期公演で指揮する予定だったが、全て降板した。 チェ氏は韓国の若い指揮者のうち最も注目されている一人。ドイツのMDR交響楽団、ソウル市響、KBS交響楽団などで客員指揮者を務めたほか、2010年には世界を代表する名門現代音楽グループの一つ、アンサンブル・モデルン(EM)が主管するアカデミー(IEMA)の指揮者にアジアから初めて選ばれ、1年間副指揮者として活動した。 ソウル市響は「この10年間で成長した市響の演奏力をそのまま披露できる唯一の指揮者」と説明した。 csi@yna.co.kr
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