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サムスンが定期社長人事発表 電子無線事業部長に高東真氏
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスングループが1日、定期社長人事を発表した。主力企業のサムスン電子はスマートフォン事業の不振が続いていることから、IM(ITモバイル)部門の人事が関心を集めていたが、高東真(コ・ドンジン)副社長がIM部門の無線事業部長(社長)に昇格。その席を譲る申宗均(シン・ジョンギュン)社長は兼任のIM部門長(代表取締役)に留任することが内定した。 今回の社長人事は、病床にある李健熙(イ・ゴンヒ)グループ会長に代わり長男の李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が実質的な権限をふるう最初の人事だ。大規模な社長入れ替えも取り沙汰されていたが、15人と比較的小幅な異動となった。社長昇格が6人、代表権のある副社長昇格が1人、異動・委嘱業務変更が8人。 サムスングループは「セット部門の主力事業部のリーダーを交代することで、第2の飛躍を目指し組織のムードを一新する。無線や半導体など主力製品の開発で陣頭指揮を執った人物を社長に昇格させ、技術を見る目を持つ経営者を優遇するという人事の原則を確認した」と説明した。 サムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)副会長、尹富根(ユン・ブグン)CE(消費者家電)部門社長、申宗均IM部門社長の代表取締役3トップは中長期の事業戦略構想や新事業の発掘に専念し、それぞれ兼任していた総合技術院長、生活家電事業部長、無線事業部長からは退く。鄭七熙(チョン・チルヒ)副社長が総合技術院長(社長)に昇格する。生活家電事業部長は追って決定する見通しだ。 第一毛織とサムスン物産が合併し9月に誕生した新会社、サムスン物産では、李健熙会長の次女、李叙顕(イ・ソヒョン)ファッション部門経営企画担当社長がファッション部門長(社長)となり、グループのファッション事業を統括する。一方、尹柱華(ユン・ジュファ)ファッション部門社長(代表取締役)がサムスン社会貢献委員会社長に異動することで、サムスン物産はこれまでの4人代表体制から、3人代表体制(建設、商事、リゾート建設)に移る。 このほか、サムスンバイオエピスのコ・ハンスン副社長が代表取締役社長に、ホテル新羅の韓仁奎(ハン・インギュ)副社長は免税流通事業部門社長に、それぞれ昇格する。 グループのコントロールタワーである未来戦略室は現体制を維持する。法務チーム長と人事チーム長の副社長2人の社長昇格が内定した。 サムスングループは4日ごろ、副社長以下の役員人事に踏み切る。来週には主要グループ会社の組織再編案を発表する予定だ。 mgk1202@yna.co.kr