洪教授チームの研究成果は、英科学誌ネイチャーが4日に発刊した「ネイチャーナノテクノロジー」創刊号に掲載されている。国内では3件の関連特許を出願しており、近く、国際特許出願も推進する予定だという。
この技術は、半導体基板のある部分に非吸着性の単分子膜を塗布しカーボンナノチューブとナノワイヤが含まれた溶液をかけると、カーボンナノチューブとナノワイヤがきれいな基板の表面にのみ結合する原理を利用した。既存の施設を利用しながらナノレベルの素子がわずか数秒で作られることから、商用化が見込まれるという。洪教授チームはこの技術を用いて、高性能のトランジスタ集積回路や超高感度のバイオセンサーの大量製作を実現している。最近は「ナノチューブ・ナノワイヤ回路ファウンドリー」サービスを開始した。
新技術を利用すれば、自己診断が可能な医療用の超小型センサーや有害物質を監視できる環境センサーなど、バイオセンサーの開発が期待できる。
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