韓国で、PCやUSB保存の公認認証書がハッカー被害に遭うケースが多発していることがわかった。韓国メディアが28日、報じた。
韓国で、PCやUSB保存の公認認証書がハッカー被害に遭うケースが多発していることがわかった。韓国メディアが28日、報じた。
韓国で、PCやUSB保存の公認認証書がハッカー被害に遭うケースが多発していることがわかった。韓国メディアが28日、報じた。

 インターネットバンキングで銀行業務を主におこなっている会社員のキム某氏(35)は便宜上、PCハードディスクに公認認証書を保存していたところ、被害に遭った。ある日、キムさんも知らない間に、自身の口座から他人の口座へ預金が移されていた。調査したところ、キムさん所有のPCが悪質コードに感染し、このコードを通して公認認証書を奪取したハッカーによる犯行だったことが判明した。キムさんは、PCハードディスクに重要な公認認証書を保存した自らの行動を後になって後悔することになった。

 このように、大部分がPCのハードディスクやUSBに自身の公認認証書を保存していた中、ハッカー攻撃に遭うケースが多発していることがわかった。

 28日、韓国インターネット振興院(KISA)がここ3年間平均の「認定証明書保存媒体別利用率」を調査した結果、セキュリティートークン(コンピュータサービスの利用権限のある利用者に、認証の助けとなるよう与えられる物理デバイス)の利用率は1.2%にすぎず、その反面、USBは約69%、PCハードディスクは47%にのぼることがわかった。

 公認認証機関の関係者は「PCやUSBに保存された公認認証書は、コピーや悪質コードへの感染が容易であり、奪取被害の事例が後を絶たない」とし、「セキュリティトークンや金融ICチップカードなど、別途の保存媒体を使用すると、公認認証書の外部流出を避けることができ、ハッカー攻撃から身を守ることになる」と強調し、注意を呼び掛けている。

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