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重光昭夫(韓国名:辛東彬/シン・ドンビン、60、重光武雄氏の次男)ロッテグループ会長はロッテの支配構造の改善と経営透明性強化のために韓国ロッテグループの持ち株会社格であるロッテホテルの上場を推進している。
しかし、対称点にある重光宏之(韓国名:辛東主/シン・ドンジュ、61、重光武雄氏の長男)前日本ロッテホールディングス副会長(SDJコーポレーション会長)側は、主な株主としての権利を前に出して、上場以前に循環出資100%解消と今後の合併計画などを明確にしなければなければと主張している。
■ミン・ユソン「循環出資100%解消、合併計画公表が上場より先」
宏之前副会長はロッテホテルの上場手続きに対して本格的に異議を提起し始めた。
宏之氏の側近であるミン・ユソンSDJコーポレーション顧問は19日、「ロッテホテルの上場自体には反対しないが、いまは時期ではないと見ている」とし、「今後、ロッテホテルに投資する投資家の被害を防ぐためには、循環出資をすべて解消し、合併計画を明確にさせた後、上場するのが順序」と話した。
宏之氏は今後の経営権を手に入れることもできる主な株主として、ロッテグループを圧迫している。彼は光潤社の持分「50%+1株」を保有した絶対的株主として、光潤社が保有しているロッテホテル持分5.45%の権利を全て主張できることになった。従業員地主会など主な株主が背を向ける場合、宏之氏が今回の経営権紛争で“逆転劇”を演出することも可能なのだ。
■不安な企業支配構造、上場審査に“悪影響”
ミン・ユソン顧問がロッテホテルの上場に先立ち、循環出資解消と合併計画を先に明らかにしなければと話したのは、昭夫会長が主導する上場を静かに見つめてはいないという意味と解釈されている。
当初、ロッテグループは11月末までに、場内外売買を通じて340余りの循環出資輪を断絶させ、現在残っている循環出資構造の80%以上を解消するという計画を明らかにした。しかし、宏之氏はまず持株会社に切り替えて100%循環出資を解消しなければなければならないと主張している。
重光武雄(韓国名:辛格浩/シン・ギョクホ、93)ロッテグループ創業者の日本ロッテホールディングス代表権および会長職解任の無効訴訟、重光宏之会長のロッテホテルを相手にした理事解任に関する損害賠償請求訴訟でふくらんだ支配構造不安問題は、上場に実質的な障害物となる。上場審査では売り上げ、営業利益と同様に、経営成果だけでなく支配構造の安定性など質的審査も共に進行される。
財界関係者は「宏之氏を助けるミン・ユソン顧問は産業銀行総裁、産業金融持株会長などを歴任した金融専門家」とし、「光潤社持分を土台にした反撃戦略はミン・ユソン顧問の作品である可能性が高い」と述べた。
■ロッテグループ「外部の人間主張であるだけ。計画通りに来年2月を目標に上場推進」
ロッテグループは予定通りに上場を推進すると明らかにした。
ロッテグループは11月中に予備審査請求書を提出し、適正公募価格検討などを経て、はやければ来年2月頃、ロッテホテルを上場する計画だ。上場主管社関係者たちとロッテホテル実務陣が活発なミーティングを持つなど、予備審査請求書提出のための作業を進行中だ。
ロッテグループの関係者は「会社と経営に関係ない外部の人間の主張にいちいち気を遣わない」として「当初の計画通り、上場を推進する」と明かした。
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