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ロッテお家騒動で長男が反撃 光潤社取締役から弟を解任
【東京、ソウル聯合ニュース】ロッテグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の長男の辛東主(シン・ドンジュ、日本名:重光宏之)氏は14日、同グループの支配構造のトップに立つ光潤社(資産管理会社、東京・新宿)の株主総会と取締役会を相次いで開いて代表取締役に就任し、弟の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長の登記取締役の職を解いた。同社はロッテホールディングス(HD)の株式28.1%を持つ大株主だ。 東主氏はまた、取締役会で格浩氏から光潤社の代表取締役と持ち分1株を引き継いだ。過半数の持ち分(50%+1株)を確保し代表取締役に就いたことで光潤社とロッテHDの筆頭株主となり、議決権の行使が可能になった。 これに対し、韓国ロッテグループは報道資料を発表し、「辛東彬会長の光潤社取締役解任はロッテグループの経営権にまったく影響を及ぼさない」と主張した。 同グループによると、韓日ロッテの実質的な持ち株会社であるロッテHDの東主氏の持ち分は光潤社の28.1%を合わせても30%未満にすぎない。 また、ロッテHDに対する東彬氏個人の持ち分は1.4%だが、友好的な関係者らの持ち分を合わせると過半数を超えると説明した。 ただ東主氏は、東彬氏の関係者らの持ち分はいつでも方向が変わり得ると主張しており、今後の経営権争いの新たな鍵になる可能性がある。 sjp@yna.co.kr