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北朝鮮軍が軍事境界線越えたら照準射撃 韓国軍が検討
【ソウル聯合ニュース】南北軍事境界線を挟む非武装地帯(DMZ)での韓国軍の捜索・偵察作戦の概念がより攻撃的に変わることが11日、分かった。 韓国国防部の高官によると、軍は北朝鮮軍がDMZ内の軍事境界線を越えられないように阻止するこれまでの概念から、境界線を越えた北朝鮮軍を撃滅する概念に変えることを検討しているという。 同部の韓民求(ハン・ミング)長官もこの日、DMZの韓国領内で北朝鮮軍が埋めた地雷が爆発し、韓国軍兵士2人が重傷を負った事件を踏まえ、「この事件で韓国軍が萎縮することはない。(韓国軍が)DMZの主導権を掌握するための作戦を実施する」と述べた。 軍は軍事境界線を越えてくる北朝鮮軍に対し、これまでは警告放送、警告射撃、照準射撃の順で対応していたが、越えてくればすぐに照準射撃に踏み切ることを考慮しているとされる。 また、北朝鮮軍がDMZ内における韓国軍の捜索場所と作戦時間を見抜き、その場所と時間を避けて挑発を仕掛けたり、地雷を埋めたりしていると判断し、捜索の場所と時間を不規則に定める方針だという。 国防部の金珉ソク(キム・ミンソク)報道官はこの日の定例会見で、DMZでの捜索などを強化し、北朝鮮軍が韓国領内に接近できないようにする計画だと伝えた。捜索路の樹木も伐採して監視能力を引き上げる。 軍は今月いっぱい、DMZ内の全ての捜索路で北朝鮮が埋めた可能性のある地雷を探し出す計画だ。 一方、軍は地雷爆発事件への報復として、10日に北朝鮮に向けた拡声器による政治宣伝放送を再開。放送を行う前線地域には最高水準の警戒態勢(A級)を発令した。 stomo@yna.co.kr