韓国大統領府「朴大統領の抗日行事参加は慎重に検討」

韓国・青瓦台（大統領府）は10日、朴槿恵（パク・クネ）大統領が来月3日、北京で開かれる「抗日戦争勝利70周年」行事に参加するかどうかを慎重に検討していると明らかにした。

　ミン・ギョンウクスポークスマンはこの日午前、関連の質問に「諸般の事項を考慮して参加するかどうかを慎重に検討している」とし「早ければ今週中に決定することができるのではないかと思う」と述べた。

　続けて「米国が（朴大統領に行事に）参加しないでほしいという外交ルートを通じて韓国側に要請したという（共同通信の）報道は、事実ではない」と強調した。

　その一方で「米国でも、そのような要請の事実はないと明かした、という報道に接した」と付け加えた。

　去る5日、ASEAN地域安保フォーラム（ARF）をきっかけに開かれた韓中外交長官会談で中国の王毅外相は、今回の行事に朴大統領が参加してくれることを期待すると明かし、これに外交部の尹炳世（ユン・ビョンセ）長官は「諸般の事項を総合的に検討して立場を決定する」と答えたことが伝えられた。