日本の“韓流ファン”といえば、中年女性が思い浮かぶ。ペ・ヨンジュンの“冬ソナ熱風”で始まった韓流に対する固定観念からだ。しかし、去る24日に日本武道館で行われたSHINHWA(シンファ/神話)のコンサートは、スタイリッシュな20代の女性が大多数を占めていた。

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恋人を連れて来た観客もいれば、コンサート会場で顔見知りになり“コミュニティー”を作っている人もいる。SHINHWAの熱狂的なファンから他の韓国歌手のファンまで、集まった人々も様々。公演開始4時間前から長い行列を作り、入場を待っていた彼女たち。彼女たちは韓国歌手に熱狂しながらも、韓国歌手が直すべき点、気をつけるべき点をしっかりと挙げてくれた。

<b>男らしさがある</b>
正直、“韓国”といえばキムチしかわからず、特別な関心もなかった。音楽ともなれば尚さらだった。ほとんどの韓国歌手のファンは、UKミュージックや日本のアーティストが好きだったが、偶然K-POPに触れ、好奇心を持つようになった。これまで接してきた音楽よりも強烈で、パワーを感じたという。

一般大衆が送る視線も同様だ。Oさんは「まだK-POPに関心がある人とない人に極端に分かれていて、韓国歌手のファンは“マニア”的な側面がある」「でも、一般的にK-POPの歌手は日本の歌手よりも男らしく、躍動的というのは皆が同意見」と話す。

外見も期待に応えて(?)いる。韓国歌手は日本の歌手よりも背が大きく、体格もいい。しかし、日本の20代は韓国スターの外見に目を付ける中年の韓流ファンとは異なるという。Wさんは「中年ファンは体格を優先するせいか、Rain(ピ)が好きみたい」「若い人は、そういうものよりまず音楽を聴いて、あえて言うなら可愛らしい人が好き」と伝えた。

<b>地上の星 韓国スター</b>
“好奇心”を“熱狂”に変えたのは、韓国スターたちの真心だ。イ・ミヌの熱狂的なファンを自称するTさんは、最近、韓国歌手ならではのイベントを楽しんでいる。握手会やファンミーティングは、日本のトップ歌手からは想像もできないこと。Tさんは「コンサート会場に行かなければ顔も見ることのできない日本の歌手とは異なり、韓国の歌手は身近な存在だし、ファンにフレンドリーに接してくれる」と言う。日本の歌手は“傲慢で”ファンと握手さえもあまりしてくれないが、韓国の歌手はファンへのサービス精神が豊富だそうだ。

“イメージを崩すスターも珍しくない韓国TV界の現実”も、一役買っている。パーフェクトなカッコいい韓国の歌手のイメージが、一瞬にしてが崩れる様子に、日本ファンは新鮮さを感じる。SHINHWAのアンディーが好きなWさんは、「最初はシットコム『ノンストップ』でのアンディーを見てショックを受けたけど、段々、そんな姿がより魅力的に映った」と説明した。
SS501のファンであるYさんが、メンバーのキム・キュジョンに“ハマった”理由も同じだ。500円で購入した<起こしてくれてありがとう>(バラエティ番組)を観て、“イメージがガラガラと壊れたけれどカッコイイ”SS501に好奇心を持ったのだ。<女傑6><Xマン><夜心萬萬>などで素をさらけ出す韓国歌手の姿に、彼女たちは「カワイイ」を連発する。バラエティ番組への出演は、韓国では間違った広報活動という非難の声も多いが、いずれにせよ効果的なある広報手段であるのだろう。

<b>これからは韓国 !! </b>
K-POPが日本で芽吹いてから4~5年。その間に“ファン心”も動いた。
Tさんは「最初はSHINHWAのファンだったけど、今はイ・ミヌのファンというのが正しい」「代わりに、他の歌手たちにも関心を持っている」と語る。韓国歌手1人に対する関心が、そのスターと共に活動する他の歌手にまで徐々に広がっているということだ。実際にSHINHWAのコンサートを見るために集まった観客のうち、ほとんどが2~3組の韓国アーティストに強い愛情を示した。TさんもSE7ENのコンサートを3回、Rainを1回、SS501を2回観た。今週はソン・ホヨンのコンサートに行くため、韓国に向かう予定だという。

大阪よりもソウルを訪問する回数が増え、韓国に対する愛情も芽生えた。“関心の連鎖反応”が起こったといえる。2002年、SHINHWAの5th活動時期からファンだったというNさんは「SHINHWAを好きなおかげで、韓国にちょくちょく足を運んで、少し前には韓国人の彼氏もできた」と伝えた。Oさんは「今年の夏休みにイ・ミヌの舞台挨拶のスケジュールに合わせて、ソウルと釜山(プサン)の劇場を巡回したけど、それでも韓国にいるということが本当に嬉しかった」と打ち明ける。

周囲は彼女たちを見て、「バカみたい」とか「楽しそう」と評価する。Kさんは「周囲の目は一切、気にしていない」「サッカーファンが選手を見に競技場にいくのと同じだと思う」と強調した。


<b>日本の“K-POPファン”から見た韓国歌手</b>
◇Rain(ピ)=大きく2つの意見に分かれる。カッコいいという意見と、あまりに企画的すぎて情がわかないという意見。おどけて見せたり、ミスすることがほとんど見られない。そのため、日本のトップスターと同じように感じる。“韓流”という面から見ると、ペ・ヨンジュン、イ・ビョンホンの後を追っているようでもある。しかし、“人間的な魅力”に接することができず、残念。特に、ダンスは“体”を強調する余り、「どうしてあんな風に踊るんだろう」と理解できない時がある。

◇BoA=正直“韓国歌手”という言葉を聞いてBoAは浮かばない。まだK-POPはマニア的な側面が高いが、BoAは最初からその領域を超えている。日本語の実力が日本での人気に大きく関係するとは言わないが、ある程度、関連があるのも事実。BoAの発音は、まだ外国人という感じはするが、“日本の芸能界の中心”に最も深く関わっている韓国歌手。

◇SE7EN=一生懸命さが、他の歌手よりもはるかに表れている。日本語の実力もまだ“カワイイ”レベルではあるが、成長速度が著しい。コンサートも満足。他の歌手は口パクが多いが、SE7ENは常にライブで公演を飾る。ダンスもカッコイイ。

◇東方神起=意見は様々だが、今、トップの人気ではないだろうか。歌もダンスも上手く、ルックスも整っている。

◇SS501=まだまだこれからの段階だが、人気はとても高い。他の歌手よりも、人間的な魅力があるように感じる。

◇Super Junior=ネズミを捕まえるゲームをするのを見て本当に可愛かった(笑)。今、人気急上昇中。ただ、ダンスに対する指摘は少しずつ出ている。

◇sg WANNA BE+=韓国歌手の中で一番歌唱力が優れていると思う。一度、コンサートに行ってみたい。



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