金大中夫人の訪朝、最終確定…4日に韓国政府が公式承認

故金大中（キム・デジュン）元大統領夫人の李姫鎬（イ・ヒホ）氏の北朝鮮訪問が、南北間で必要な事前協議の手続きを全て終え、最終確定した。韓国政府は4日にイ氏の訪朝を公式承認することとなった。

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　イ氏の訪朝実務を担当する「金大中平和センター」側は先週末、訪朝団の最終名簿を確定して統一部に申請所を提出した。

　提出された申請書には平和センターが北朝鮮側の朝鮮アジア太平洋平和委員会名義で受けた招請状も含まれている。

　平和センター側は3日、報道資料で北朝鮮側がこの日午後、平和センターに公式招請状を送ってきたと明らかにした。

　韓国政府は先月31日、北朝鮮側の招請状が含まれた訪朝申請書の承認なしには、イ氏の訪朝最終確定されることはないという立場を明らかにしており、北朝鮮側の招請状の発送有無に関心を集めてきた。

　韓国政府は4日中にイ氏一行の訪朝承認などに関する行政手続きを全て終える予定である。

　平和センター側は、イ氏と今回の訪朝実務を担当する平和センターのキム・ソンジェ理事を含めた訪朝団18人の名簿も公開した。

　訪朝団には、大韓赤十字総裁を歴任したことがあるチャン・チュンシク檀國大学理事長（平和センター顧問）、チェ・ヨンジュン天才教育代表（平和センター副理事長）、ペク・ナクチョンソウル大学名誉教授（平和センター理事）、ユン・チョルグ平和センター事務総長らが含まれている。

　またイ氏が、北朝鮮側の子ども保護施設に渡す物品を準備した「愛のともだち」側からもユン・チャンスン初代運営委員長とイ・ジョンウォン事務総長、今回の訪朝でイ氏の主治医を担当するチャン・ソギル聖愛医療院長も同行する。

　平和センター側独自で同行させる写真及び映像撮影の取材陣はいないという。

　韓国政府のイ氏に対する訪朝公式承認の方針によって、昨年11月から推進されていたイ氏の平壌訪問は、約10か月で実現されることとなる。

　イ氏は5日に金浦空港からイースター航空の飛行機で平壌・順安空港に向かう。

　訪朝期間中、イ氏は平壌市内にある子ども保護施設を訪れ、冬用の毛糸の帽子や医薬品人道支援物資を届け、妙高山にも訪れる予定。