韓国国防部、日本の「防衛白書」に猛抗議「日韓軍事協力に悪影響」

韓国国防部は21日、日本政府が平成27年版防衛白書で竹島（韓国名:独島）を自国の領土であると主張したことに関連し、日本の国防関係者を国防部に呼び、強力に抗議したと明らかにした。国防部は特に、日本の不当な独島主張が続く場合、日韓間の軍事協力は難しいという強いメッセージも伝えた。

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　国防部のパク・チョルギュン国際政策次長はこの日、駐韓日本大使館の武官である日本陸上自衛隊大佐を呼び入れて、抗議文を伝達した。

　国防部は抗議文で「大韓民国の国防部は日本の防衛省が発表した『平成27年版防衛白書』が明白なわが固有の領土である独島を日本の領土として記述し、関連地図に独島を日本の領域として表示している一方、合意もしていない排他的経済水域（EEZ）境界線を表示したことに対して、強力に抗議する」と明らかにした。続けて「即刻是正措置はもちろん、このような不当な行為がこれ以上発生しないように措置することを厳重に促す」と強調した。

　国防部はまた、「日本政府は2005年から防衛白書で独島領有権の主張を繰り返し、わが政府の強力な抗議と是正措置要求に応答しない点に対して、遺憾を表明する」と明かした。さらに、「独島は歴史的・地理的・国際法的に、大韓民国固有の領土であることを明確にする」として、特に「日本政府が独島領有権に対する不当な主張を持続する限り、未来指向的な日韓軍事関係の発展は期待できないということを深く認識しなければならない」と述べた。

　国防部が日本の防衛白書を通した独島主張に関連し、日韓間の軍事協力を聞いて日本側を圧迫することは異例的だ。

　これに関連し、キム・ミンソク国防部報道官は「日本がいままで独島を日本の領土のように記述し続けていることで、日韓間の軍事協力に相当な支障を招いた」として、今後も日本がそのような主張を続けた場合、（日韓間軍事協力に）悪影響を与えるだろう」と説明した。