【ソウル聯合ニュース】韓国サムスングループの第一毛織とサムスン物産の臨時株主総会が17日午前、ソウル市内でそれぞれ開かれ、両社が合意してした合併案を承認した。 第一毛織はサムスングループの事実上の持ち株会社で、サムスン物産は商社や建設事業を手がける系列会社。建設と商社部門を備え、ファッションや食品・飲料、リゾートなど生活全般にかかわる総合サービスを提供する企業が誕生する。主力事業のグローバル競争力と相乗効果を強化し、2020年に売上高60兆ウォン(約6兆5000億円)を目指す。 合併期日は9月1日。新社名は世界的なブランド知名度を考慮すると同時にグループの創業の精神を承継する意味で、サムスン物産に決まった。株式買い取り請求権の行使期間は株主総会開催日から8月6日まで、債権者の異議申し立て期間は8月18日まで。合併登記は9月4日、新株上場は9月15日を予定する。 合併をめぐっては、サムスン物産株を保有している米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントがサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長らサムスンオーナー一家のサムスン電子に対する支配権継承に向け、不当な合併比率で第一毛織とサムスン物産の合併が進められていると主張し、株主総会の開催および合併決議禁止の仮処分を申し立てたが、一審、二審ともに棄却された。 csi@yna.co.kr
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