【ソウル聯合ニュース】韓国サムスングループ傘下のサムスン物産と第一毛織が17日午前にそれぞれ臨時株主総会を開き、両社の合併契約承認の決議を取る。 両社が5月26日の取締役会で締結した合併契約に対し、株主総会で承認を受ける。 サムスン物産の株主総会は合併契約書の承認案件のほかに、合併に反対する米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントの株主提案により、現物配当と中間配当に関する定款変更の二つの案件についても決議を取る。 第一毛織の株主総会では合併契約の承認と、存続会社の取締役報酬限度の承認、監査委員会の委員選任が案件となる。 合併が承認されれば、サムスン物産と第一毛織は9月1日付で合併する。新会社の名称は、サムスングループの創業精神を受け継ぐ意味でサムスン物産とする。 株式買い取り請求権の行使期間は株主総会開催日から8月6日まで、債権者の異議申し立て期間は8月18日まで。合併登記は9月4日、新株上場は9月15日を予定する。 合併をめぐっては、サムスン物産株を保有している米ヘッジファンドのエリオット・マネジメントがサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長らサムスンオーナー一家のサムスン電子に対する支配権継承に向け、不当な合併比率で第一毛織とサムスン物産の合併が進められていると主張し、株主総会の開催および合併決議禁止の仮処分を申し立てたが、一審、二審ともに棄却された。 mgk1202@yna.co.kr
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