大統領政務首席秘書官に玄元議員　政界との疎通図る＝韓国

【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領は１０日、空席となっていた青瓦台（大統領府）の政務首席秘書官に玄伎煥（ヒョン・ギファン）元国会議員（５５）を任命した。前任の趙允旋（チョ・ユンソン）氏は５月１８日、国会で公務員年金改革案の成立が遅れた責任を取って辞任した。　政務首席秘書官は青瓦台と国会のパイプ役を担う。国会が政府施行令の変更・修正を要求できるとした国会法改正案をめぐり青瓦台と与党の関係がぎくしゃくするなど、青瓦台の政務機能の強化を求める声が高まっていた。玄氏は朴政権発足後に任命される４人目の政務首席秘書官となる。　玄氏は労働界出身で労働組合の全国組織、韓国労働組合総連盟（韓国労総）の対外協力本部長などを務めた。青瓦台の閔庚旭（ミン・ギョンウク）報道官は「政務的な感覚や幅広いネットワークを持ち、政界との疎通を通じ大統領を政務的に補佐できる適任者」と述べた。 kimchiboxs@yna.co.kr