この問題に関し、5月22日に東京で初協議を行った日韓は、6月9日には2回目協議をソウルで行い、韓国側が強制徴用に関する調整文を提示することになった。
日本の態度に対して、6月10日、韓国外交部の尹炳世(ユン・ビョンセ)長官は世界遺産委員国に書簡を発送し、6月12日に議長国のドイツを訪問し、韓国支持を要請した。また、6月17日には韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が世界遺産委員国に親書を発送するなど、登録と日韓関係は暗雲ばかりであった。
しかし、日韓国交正常化の50周年の記念行事の件などもあり、6月21日に日韓外相が東京で会談。「円満な妥結模索」で一致し、登録実現は急展開を見せた。
6月28日、第39回世界遺産委員会がドイツで開幕した後も、7月1日には杉山晋輔外務審議官が来韓し、協議を続けていた。
7月4日には、日韓で調整が難航し、登録審議が5日に延期したが、7月5日には無事に世界遺産委員会で登録が決定した。日韓国交正常化50周年を記念する交流などがなかったならば、日韓のどちらかは恥を掻くところであった。
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