死亡が確認された崔斗永氏(提供写真)=(聯合ニュース)
死亡が確認された崔斗永氏(提供写真)=(聯合ニュース)
【集安聯合ニュース】韓国の地方公務員の研修団が乗ったバスが中国東北部の吉林省・集安で橋から転落した事故を受け、現地で事故の収拾に当たっていた韓国行政自治部の崔斗永(チェ・ドゥヨン)地方行政研修院長(55)が5日午前2時50分ごろ、集安市内のホテル脇の地上で倒れているところを警備員に発見された。崔氏は病院に搬送されたが、同3時半過ぎに死亡が確認された。同部が発表した。 同ホテルには行政自治部の事故収拾チームが宿泊していた。中国当局が死亡原因を調べている。 行政自治部関係者は「崔院長はホテルの客室から転落し、死亡した。墜落の原因が投身なのか足を踏み外したのかは確認されていない」と話した。 崔氏は事故翌日の2日に行政自治部の事故収拾チームの一員として現地入り。事故で死亡した韓国人10人の遺族と葬礼手続きなどの調整作業を行っていたが、心労が重なっていたとされる。瀋陽の韓国総領事館関係者は「崔院長は自身に集まる非難などに大きなストレスを受けていたようだ。憔悴(しょうすい)していた」と話した。 地方公務員の研修団一行の148人中143人が地方行政研修院(全羅北道完州郡)で中堅リーダー過程に参加した研修生だった。研修団は先月29日から今月3日までの予定で訪中した。1日午後3時半(日本時間午後4時半)ごろ、分乗していた6台のバスのうち1台が集安を移動中に橋から転落。公務員9人を含む韓国人10人と中国人運転手1人の計11人が死亡、16人が負傷した。  ikasumi@yna.co.kr
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