【ソウル聯合ニュース】25日からソウルで開催されていた包括的核実験禁止条約(CTBT)の発効に向けた有識者会合「賢人会議」が26日、2日間の協議結果を盛り込んだ「ソウル宣言」を発表した。 宣言は「北朝鮮は2006年、09年、13年に核実験を行い、21世紀に発効要件国(核技術保有国)のうち唯一、核実験禁止規範に違反した」と指摘。その上で「北東アジアの平和に対するさらなる脅威を防ぐため」として、北朝鮮にCTBTへの署名・批准と新たな核実験の自制を促した。 あらゆる空間での核実験を禁止するCTBTは1996年に各国からの署名を集め始め、現在までに183カ国が署名し、164カ国が批准した。だが、発効要件国のうち米国、中国、イスラエル、イラン、エジプト、インド、パキスタン、北朝鮮の8カ国がまだ署名または批准していないため、条約は未発効の状態だ。 宣言は、条約が20年にわたり発効されずにいることに懸念を表明し、8カ国に早期の署名・批准を促した。 来韓している賢人会議の出席者らはこの日午後、南北軍事境界線がある板門店を訪れる予定だ。 stomo@yna.co.kr
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