【ソウル聯合ニュース】韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、与野党が政府施行令に対する国会の修正権限を強化した国会法改正案に対し、拒否権を行使した。 青瓦台(大統領府)によると、朴大統領は同日午前の閣議で国会改正案に対する拒否権を行使し、国会に再議を求めた。朴大統領が国会で可決された法案に拒否権を行使するのは初めて。 従来の国会法は「施行令が法律と合致しないと判断される場合、国会は所管官庁の長にその内容を通報することができる」となっていた。与野党はこれを「国会は施行令の修正・変更を要求することができ、この場合、要求を受けた事項を処理し、その結果を報告しなければならない」と修正した。 政府は修正した内容に「強制性」があり、同改正案が政府の行政立法権や司法府の審査権を侵害していると判断している。青瓦台関係者は「憲法を守る義務を持つ大統領としては違憲性のある法案を受け入れられない」と、大統領が拒否権を行使した背景を説明した。 大統領が再議を求めれば、国会は必ずこれを本会議に上程しなければならない。「在籍議員の過半数出席と出席議員3分の2以上の賛成」で議決すれば、法案は法律として確定する。 csi@yna.co.kr
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