＜サッカー女子W杯＞スペイン戦MVPはチ・ソヨン 「決勝T進出で心が軽くなった」

韓国サッカー代表チームのエース、チ・ソヨン（24、チェルシーLFC）が、女子W杯での初勝利と決勝トーナメント出場を同時に果たし、これまで抱えていた肩の荷を下ろした。

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　チ・ソヨンは18日（日本時間）、カナダ・オタワでおこなわれたE組予選・最終戦に先発出場し、90分間ピッチで活躍をみせ、2-1の逆転勝利に大きく貢献した。

　この日の試合MVP選手となったチ・ソヨンは試合後、公式記者会見で「まず、決勝トーナメントに進出することができて、うれしい」とし、「初めは良い動きとは言えなかったが、同僚たちと諦めずに試合に臨んだことが、良い結果に繋がった。私はミスを連発してしまったが、同僚たちが助けてくれたおかげで勝利できたのだと思う」と心境を明かした。

　実際、いままでのところ、チ・ソヨンは期待ほどの活躍は挙げることができていない。コスタリカとの2戦目でPKの1点は獲得したが、得意のドリブル突破と正確なシュートは、まだ出ていないのだ。

　チ・ソヨンは「初勝利とベストトーナメント進出の約束が、プレッシャーになっていた。しかし、きょうの結果で心が軽くなった」とし、「きょう勝って優勝したような気分だ。2010年のU-20W杯の際、準優勝したことを思い出した」と語った。

　なお、韓国は来る22日午前5時（日本時間）、カナダ・モントリオールにあるオリンピックスタジアムでフランスと対戦する。

　「次回はフランスと対戦するが、良い雰囲気にあるため幸いだ。チャレンジャーという立場で、良い結果を出せるようベストを尽くす」と語ったチ・ソヨン。きょうの大きな1勝を喜ぶのは「もう終わり」、そして気持ちはすでにフランス戦に向かっている。